東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

逆境に勝った「有名社長たち」の心に刺さる言葉 本田宗一郎や稲盛和夫など…残した言葉の数々

7分で読める
  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)

INDEX

(写真: KiRi / PIXTA)
ビジネスにおける苦境は、いつ何時、何をきっかけに訪れるかわからない。各業界でグローバル化が進むなか、企業が抱えるリスクも複雑化しており、トップリーダーは日頃からピンチに備えておく必要があるといってもよいだろう。
逆境を乗り越えて、飛躍へとつなげた名経営者たちは、どんなふうに物事をとらえて、マイナスをプラスに転換させたのだろうか。著述家の真山知幸氏の新著『逆境に打ち勝った社長100の言葉』から一部抜粋・再構成し、名リーダーの名言から読み解いていきたい。

アシックス創業者が苦境から脱したわけ

・「弱肉強食の時代に生き残ろうと思うのなら……」(鬼塚喜八郎) 

鬼塚喜八郎は1918年、鳥取県に生まれたアシックスの創業者。戦後、若者が非行に走る姿を見て心を痛めた鬼塚は、スポーツを通して青少年の育成を図ることを決意。31歳のときにアシックスの前身となる鬼塚株式会社を興して、裸足でスポーツをしていた少年少女たちに、スポーツシューズを浸透させた。

資金不足で会社が傾きかけたのは、1964年のこと。インフレ抑圧のため銀行の貸出がストップしたことが原因だったが、そうでなくても副社長の無謀な事業の多角化によって、資金繰りが悪化していた。

まさに「泣きっ面に蜂」の状態だったが、鬼塚は副社長を平社員へと降格させた。そして、スポーツシューズメーカーとしての事業に特化して原点回帰を図った結果、東京オリンピックの追い風を受けて、業績を上向かせることに成功した。

次ページが続きます

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象