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ライフ #老いてもヒグチ。

92歳の女性評論家が「80歳で調理定年」を勧める訳 「総菜、外食、人に頼る」の工夫3つで快適な食を

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  • 樋口 恵子 東京家政大学名誉教授/NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」名誉理事長

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会社勤めの男性に定年退職があるのなら、家族の食を担ってきた女性には調理定年があってもいいのではないでしょうか(写真:buritora/PIXTA)
人生100年時代がやってきました。長い老後をどのように過ごせばいいのでしょう。
最期まで前向きに生きるためには「老いゆく自分を客観的にみつめ、受け入れること」「視野を広げて自分の置かれている状況、社会的な状況を知ること」この2つが大切だという、評論家の樋口恵子さん。現在92歳の樋口さんが、日々感じていることや実践していることを『老いてもヒグチ。転ばぬ先の幸せのヒント』から3回に渡ってご紹介します。
第2回は「おろそかになりがちな『食』への工夫」のご提案です。

体力の限界を感じたら、調理はやめる

結婚以来、毎日料理を作り続け、夫が定年退職しても、「飯はまだか」といわれる生活を続けてきたという妻の嘆きをよく耳にします。

夫は定年後、妻が作った料理をおいしく食べる生活を10年以上続け、しっかり健康を保っています。けれども食事作りに定年はなく、妻は疲れ果てています。

完成した食事が目の前に出てくるのが当たり前だと思っている夫のなんと多いことか。そんな状態を改善したいと思いませんか?

妻は自分の体力の限界を感じたら、きっぱり調理をやめること。これが、「80歳調理定年」のすすめです。会社勤めの男性に定年退職があるのなら、家族の食を担ってきた女性には調理定年があってもいいのではないでしょうか。

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