「東大卒記憶王」が教える20分のスゴイ勉強法 短い時間で区切って絶対ダラダラやらない

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用語や単語を覚えるときも、やり方は全く同じなのです。まずはゴールにあたる「試験範囲を知ること」が重要です。次に内容(見出し・単元)別に、具体的に覚える必要がある用語(キーワード)の数や自分の理解度などを把握します。教科書や参考書の目次に、キーワード数と自分の理解度を書き込むのがおすすめです。

覚える総量から「1日あたりの記憶する分量」を決める

本の1〜30ページが試験範囲だとしましょう。 目次を見て、難しそうな箇所、自分がよくわかっていない箇所は、記憶するための時間を長めに取ったほうがよさそうですね。反対に、得意分野や既知の範囲は短くてよいかもしれません。自分の力を踏まえて計画を立ててみましょう。

この時に「具体的な分量」や「それぞれの範囲にかける時間」を書き出してみることが重要です。覚える必要のあるキーワードが120語ある場合、70%理解していても残り30%にあたる36語を覚えなくてはいけません。反対に20%しか理解していない応用的な部分でも、キーワードの総数が30語しかなければ、覚えるべきキーワードは24語で済みます。覚えるキーワードの数から、記憶するスケジュールを立てましょう。

もちろんどの試験や科目も暗記のみで対処できるわけではないですし、出題頻度によってはすべての内容に対して「習熟度100%」を目指す必要はないのかもしれません。自分の実力との兼ね合いもあるので難しいですが、自分の目指すゴールに対してできる限り解像度を高めて学習や暗記を始めることが重要です。

先ほど、覚える総量から「1日あたりの記憶する分量」を決めるという話をしましたが、ここでは「一日の中でどのように記憶していくか」という話をします。試験範囲内の内容を教科書や参考書をしっかりと理解をしたいとき、重要だと思われる用語にチェックをつけると思います。鉛筆で丸をつけたり、マーカーを引いたりするのもいいでしょう。その際は、文章ではなく、できる限り「用語」単位で抜き出してください。その「用語」を記憶していくのです。

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