頭の使い方「上手な人、下手な人」東大生が教える差【再配信】 重要なのは知識を「そのまま受け入れない」こと

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東大生は、目の前のことをそのまま受け入れず、しっかり解釈をします。なぜなら東大で出題される問題はかなり「目の前のことをどう解釈するか」が聞かれるからです。

ただの知識を問う問題は、ほとんどといっていいくらい出ません。

そんなものよりも、むしろ「この、参考書だったらいつも見かける超絶有名な公式だけど、これはいったい、なぜ成立するのかわかりますか?」とか「中学レベルで習うこの英単語、絶対何百回と見かけたことあると思うけど、本当はどういう意味なのかわかりますか?」とか、そういう「当たり前の裏側」を問う問題が多いのです。

1つの知識に対するアプローチの仕方が違う

思考とは、知識を覚えることではありません。知識や事象を疑って、しっかりとその背景を理解することです。

『「ドラゴン桜」式クイズで学ぶ東大思考 なぜブルーベリー農家は東京に多いのか? 』(星海社新書)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

そして東大生は「知識の解釈の仕方」が上手なんです。1つのフレームだけで解釈するのではなく、いろんな知識や覚えたことを結びつけて考える、つまり「1つの知識に対するアプローチの仕方」「解釈の仕方」が上手なのです。

さて、この連載でもそうですし、僕らの会社「カルペ・ディエム」は、この「頭の使い方」が上手になった人の方法論をみなさんと共有するものです。精一杯、この「知識の解釈の仕方」を共有させていただきます。

ただしみなさん自身も、われわれの話に対して「そうなんだ」と受け入れるのではなく、自分なりにしっかりと考えて、解釈して、今後ともぜひお付き合いいただければと思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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