しかし、それが無理やストレスにならないことが大切だ。
「美容費や家賃、食費と何にお金を使いたいかは、本当に人それぞれだと思います。私はこんなふうに節約しましたが、人によっては家にお金をかけたい方もいると思います。万人におすすめしたいのが、『使途不明金を見直すこと』です。家計の見える化をして、何にどれだけお金を使っているのか把握することから始めるのがおすすめです」
家賃:2万円
水道光熱費:8000円
通信費:4000円
食費:1万7000円
車関連費:1万4000円
交通費:1700円
医療費:1700円
美容・衣服費:7000円
娯楽費:1万円
雑費:1万600円
奨学金返済:1万4400円
計 約11万円
習慣化が上手くいったから継続できた
節約を続けていると、ダイエットと同じように中だるみすることもある。だからこそ、節約は継続が大事だ。ふゆこさんが継続できたのはどうしてだろうか?
「私は“節約ハイ”みたいな状態が1年くらい続いていました。そのときに、目に見えて効果の出る家賃、保険、ネットと固定費の節約作業を全部終えていたので、その後は多少お金を使ったとしても、それほど支出は増えないようになりました」
楽しい時期にやっておいたことで、その後節約に飽きて意欲が減っても固定費は抑えられたままだから節約が続いていく。いい“不労節約”の仕組み作りができていた。
「食費の節約でお弁当や水筒を用意するのは、正直最初は面倒だったのですが、節約ハイのうちに習慣化していたので、その後は特に面倒だと思うこともなく、むしろ効率的にできるようになっていました」
習慣化が節約の大きな助けになっていた。お金を使わず、満足度も下げずに節約が続けられる生活は、“すごくいい財産”のように感じる。
「最近は逆にお金を使わなすぎて、おいしいご飯を食べに行くなど、ほどほどにお金を使うことも意識したいなと考えるようになりました。元々不安から始めた節約貯金生活ですが、最近はやりたいことのためにも貯めています。将来、大型犬を飼いたいという夢があるので、そのためにしっかり貯めて備えていきたいです」
(構成:横田ちえ)
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