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日産と美瑛町が連携協定へ「50年前の縁」がいま 「ケンとメリーの木」のある町の100年後を描く

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  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト
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シンボルツリーには、ケンとメリーの木に代わる美瑛町との連携の象徴という意味も込めたそうで、周辺には誤伐防止のリボンをつけた新たな苗木も植えてある。今後も年に1回イベントを行い、植樹をしながら森を育てていくという。

シンボルツリーの周囲に植えられた苗木(筆者撮影)

ちなみに植樹や森林保全には、「日産ゼロ・エミッションファンド」を活用している。ファンドの趣旨に同意したオーナー所有のEVが、走行時に排出しなかったCO2を集約し、国のJ-クレジット制度を活用して資金化。脱炭素に関連した活動を通して、社会とオーナーに還元する仕組みだ。

北海道は移動距離が長いうえに、冬は雪と氷に覆われる。EVは不向きだと思う人がいるかもしれないが、リーフに乗るオーナーはおり、V2H(Vehicle to Home)を導入している家もあるとのこと。

6年前の北海道胆振東部地震で北海道全体がブラックアウトしたときには、V2Hのある家だけ灯りがともっていたというエピソードがあるそうだ。

今後について聞くと、現在、道の駅びえい「丘のくら」などにある充電施設を、白金ビルケなどに拡充するとともに、レンタカーへのEV展開も進めたいと語っていた。

「ケンとメリーの木」を訪ねて

今回、筆者は白金エリアや市街地だけでなく、ケンとメリーの木も訪ねた。木の脇の看板には、1923年に苗木として植えたものとあり、昨年100歳を迎えたことを知った。

「ケンとメリー」の木の脇にあった説明看板(筆者撮影)

ポプラの寿命は木としては短く、100年前後とされている。看板にも「老木となり寿命が近付いている」と記されていた。日産がブルー・スイッチの森を、ケンとメリーの木に代わる存在と位置付け、100年先を見据えた活動としているのは、そんな背景もあるだろう。

地球温暖化に自動車が関係しているのは明らかで、今の自動車メーカーにとって環境保護活動は必須である。日産でも重要な取り組みと考えており、今年2月にはEVのバッテリーを蓄電池として使うエネルギーマネジメント技術を企業や自治体などに提供するサービス、「ニッサンエナジーシェア」を発表している。

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そんな中で、ケンとメリーの木を縁とした日産と美瑛町の取り組みは、ストーリーがわかりやすく、見える活動でもあり、共感しやすいのではないだろうか。100年後も美瑛が美瑛であり続けるために、このアクションがすこやかに育っていくことを願っている。

【写真を見る】日産と美瑛町が連携協定へ「50年前の縁」がいま 「ケンとメリーの木」のある町の100年後を描く(7枚)

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