子宮頸がんで逝去、医師で母の彼女が遺した思い 娘を持つすべての女性に伝えたい「大切なこと」
さらにショックな告知が続く。
当初は腺がんの早期だと言われていたのに、組織を採って調べる生検の結果、希少で予後の悪い「小細胞がん」であることが判明したのだ。医師からは、余命はおよそ1年ほどだろうとも伝えられた。
居原田さんは、この告知を受けた際のことをご自身のブログにこう書き残している。
子どもたちの前では泣かない
それでも、もともと前向きで努力家の居原田さんはすぐに気を取り直し、子どもたちや夫、クリニックのためにも病と闘うことを決意する。その姿を見ていた河原さんは……。
「妻は最初こそ当然ショックを受けていましたし、それ以降もブログでは少し弱音を吐くことはあったようですが、私や子どもたちの前では泣くことさえなく、常に明るく前向きでした。本当に強い人だと思いましたし、今も心から尊敬しています」
居原田さんは3月に入院し、広汎子宮全摘出術(卵管、卵巣、腟および子宮周囲の組織を含めた広い範囲を摘出し、さらにリンパ節の切除を行う)を受けた。幸いにも目に見える範囲ではすべてを切除することができた。
しかし、2021年8月には肝臓とリンパ節への転移が見つかる。
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