この点について同社広報・IR室は「辞任した者に執務室は用意していない。辞任後、業務引き継ぎや残務整理、会社としての事実関係の確認、監査法人からのヒアリングなどの対応で会社に来ることがあり、その際に会社施設の提供をすることはある」とコメントするにとどまった。引き継ぎのために施設を使えるように処遇した、というわけだ。
関係者は、西田氏が自ら38階に残ることを希望しているわけではないのではないか、という。周りがそのように言い出せないだけのようである。つまり、西田氏は裸の王様になってしまっているのだ。
その社歴を通じ、西田氏が東芝に大きな貢献をした側面があるのも事実だ。イラン人の妻が現地法人に入ったのを機に1975年東芝に入社。1990年代、米国法人においてノートパソコンのシェアを世界一に押し上げた功労者だった。その手腕を買われて2005年6月に社長となり、米原子力企業の買収やフラッシュメモリへの巨額投資などの積極策を展開した。
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