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エミン氏 「日本株の長期上昇シナリオは不変だ」 「2050年に日経平均株価30万円もありえる」

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エミン・ユルマズ(Emin Yurumazu)/エコノミスト、グローバルストラテジスト。トルコ・イスタンブール出身。東京大学大学院生命工学修士。野村証券、複眼経済塾を経て2024年独立。『エブリシング・バブル 終わりと始まり』など著書多数(撮影:尾形文繁)
“真夏の悪夢”になりかけた株式市場だったが、立ち直りは早かった。日本株の先高期待が途絶えていないならば今は絶好の機会。本特集に一挙掲載した『会社四季報』秋号の先取り情報で有望銘柄を探そう。

日本の株式市場は今年の秋ごろに調整局面に入ると指摘していたエコノミストのエミン・ユルマズ氏。これまでは日本株の先行きに強気な見通しを示していた同氏だったが、8月の急落を経て今後のシナリオは変化したのだろうか。

 

──日本株は秋ごろに下落するだろうと予想していました。まずはその理由を教えてください。

日経平均株価が2万円を回復した2015年、3万円を回復した21年の動きを参考にした。いずれも春ごろに大台を達成した後、モミ合いながら2回高値更新に挑戦して跳ね返され、秋にかけて調整していた。

今回も4万円を超えてから同じような動きをたどっていたので、日本株はいったん大幅調整するだろうとみていた。時期を正確に予想するのは難しいが、おおむね想定どおりだ。

無謀な投機マネー

──8月初旬の下落は調整局面としてはかなり大幅でした。

為替市場で円売りがあまりにも過熱していたため、その巻き戻しの影響が大きかった。

ヘッジファンドは、米国景気が悪化しFRB(米連邦準備制度理事会)が利下げをするだろうとみて、7月に入ってからドル買いのポジションをずいぶん減らしていた。しかし、円売りドル買いポジションだけが減っていなかった。

日米金利差も5月以降は縮小していたのに、これを無視する形で円安ドル高が進行していた。ファンダメンタルズと大きく乖離した無謀な投機的ポジションがたまっていたことになる。そうしたところに米国の景気指標悪化があったうえ、日銀が追加利上げに踏み切ったことが引き金となって円売りポジションの巻き戻しが起きた。

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