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今なお残る「富士重工製の鉄道車両」一族の系譜 2003年生産終了、独創的技術生かした気動車も

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  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト

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東武東上線で活躍する10000型に残る「宇都宮 富士重工」の銘板(編集部撮影)

スバルといえば、今は多くの人が自動車メーカーとして認識しているだろう。しかしかつては、鉄道車両の製造会社でもあった。とりわけ気動車については、国内を代表するメーカーでもあった。

自動車メーカーの鉄道車両

自動車会社が鉄道車両を手掛ける例は、これまでもいくつかあった。三菱自動車の母体となった三菱重工業は、蒸気機関車や電気機関車を数多く送り出し、現在はAGT(全自動無人運転車両システム)を積極的に展開。二輪車まで含めれば、川崎重工業はモーターサイクルと鉄道車両の両方を、長きにわたり製造してきた。

【写真】ジェット機や自動車だけでない、全国で活躍した「富士重工業製の鉄道車両」。東武東上線のベテラン電車や、エンジン音を轟かせ最高速度時速130kmで疾走する特急「スーパーはくと」など現役車両も

しかしいずれも現在は、自動車やモーターサイクルの部門と、AGTを含めた鉄道車両部門は別会社になっている。これに対してスバルが鉄道車両に関わっていた富士重工業だった時代は、同じ社内で自動車も作っていた。

なぜ富士重工業が鉄道車両を作るようになったのか。それを説明するには、この会社の前身である中島飛行機の歴史にさかのぼる必要があるだろう。『富士重工業三十年史』および『富士重工業50年史』を参考に紹介していく。

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