「ミスをチャンスに変える」ずるい"謝罪メール術" 仕事がデキる人は不用意にお詫びをしない
他にもずるい人は、限定的な謝罪を使うことで、何に対して謝罪しているのかを明確にします。
「ご不快な思いをさせてしまい、心よりお詫び申し上げます」
こうすることで、パワーバランスが崩れすぎないようにしているのです。
また全体に対してよりも、その事象に対して限定的な謝罪をするほうが、謝罪の理由を深く理解している、適当に謝罪しているわけではない、という印象を与えられます。
「ありがとう」でピンチをかしこく乗り切る
「メールで好印象を与えたい」というのは、誰もが考えることでしょう。あなたも“気の利いたフレーズ集” などを購入して、語彙力を磨こうとしたことがあるのではないでしょうか。
実は、謝罪メールにも使えて、汎用性も高く、相手が受け入れやすい魔法のようなフレーズがあります。
それは「ありがとう」です。
「ありがとう」は、私たちが子どもの頃から受け継いでいる感謝の精神を表し、互いの心を結び付け、尊重しあう土台となる力を持った言葉です。
それなのに仕事では、感謝の気持ちを伝えるフレーズよりも、お詫びの気持ちを表すフレーズのほうが、多く飛び交っています。
もしあなたが「申し訳ありません」「恐縮です」を毎日のように使っているのなら、要注意です。
なぜなら前述したように、お詫びフレーズの多用によって、相手とのパワーバランスは崩れるからです。相手と対等な関係で仕事をしたいのなら、むやみに謝らないことが重要です。
ずるい人は、不用意にお詫びをしない代わりに、お礼のフレーズを多用しています。相手に何か対応してもらったとき「ありがとう」で表現できないかを考えるのです。
感謝を中心に置いて、あらたまりたい、へりくだりたいなら、適した言葉を添えます。
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