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ライフ #獣医病理医からみた「動物の話」

死んだ「小さなトカゲ」が訴える飼い主への"望み" 「砂漠で暮らす動物が暑さで死ぬ」という意味

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  • 中村 進一 獣医師、獣医病理学専門家
  • 大谷 智通 サイエンスライター、書籍編集者

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いま女性を中心に人気の爬虫類「レオパ」。人気とともに遺体が筆者のもとに持ち込まれることも増えたといいます(撮影:尾形文繁)
飼っている動物が病気になったら、動物病院に連れて行きますよね。動物病院には外科、内科、眼科など、さまざまな専門領域の獣医師がいますが、獣医病理医という獣医師がいることを知っていますか?
この記事では、獣医病理医の中村進一氏がこれまでさまざまな動物の病気や死と向き合ってきた中で、印象的だったエピソードをご紹介します。

爆発的に人気が高まる「ある動物」

「うちの子が亡くなった原因を調べてもらえますか?」

ここ数年、飼い主さんからの直接、または動物病院を経由した「ある動物」の病理解剖の依頼がにわかに増えています。

「ある動物」というのは、黄色やオレンジ色などの地にヒョウ柄模様が載った体色をした小型のトカゲ――ではなく、厳密にはヤモリの仲間で、ヒョウモントカゲモドキといいます。人気の女優さんが熱心に飼育していたというエピソードが報じられたこともあってか、近年ペットとして爆発的に人気が高まっている爬虫類です。

人気が高まっているヒョウモントカゲモドキ。近年は専門店も(撮影:尾形文繁)
【写真】真っ黒、オレンジ、ピンク……。さまざまな品種(モルフ)が特徴のヒョウモントカゲモドキ。大人しく写真撮影に応じていたのが印象的(43枚)

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