華原朋美、新たな旅立ちで目指すものとは? デビュー20年、ここに辿り着いた
「自分がとことんつらいときは、逆に周囲の優しさを痛いと感じてしまうこともあるし、ありきたりなアドバイスに傷付くことだってあると思うんです。でも、今回歌詞を書くことにチャレンジしたことで、長い年月の果てには優しい思い出だけが残るということに気付くことができました。実はまだ私自身、しみじみとそんな気持ちに浸れているわけでもないんですが、『きっとそんな日が来るんじゃないかな』という希望を伝えてあげられたらいいですね」
“かわいい”ステージでたくさんのファンと楽しみたい
5月のオリジナルシングルのリリースに始まり、6月にはアルバム2作品の同時リリース。そして7月からは、全国ツアーが始まる。「お仕事があってありがたいとか言っていられないほど、忙しくなってきちゃった!」と笑顔を見せつつ、華原さんは、そんな状況も楽しみたいと意気込む。
「今年のコンサートは、とにかく楽しいステージにしたいなと思っています。そして、40歳になった私だからこその、大人が楽しめる“かわいい”ステージにしたいですね。私の母親を見ていても思うのですが、女の人って、40代でも50代でも、60代になってもかわいいものが大好きみたい。だから、来てくれたファンの皆さんと一緒に、“かわいい”を楽しみたいなと考えているんです。もちろん、歌を聴かせるところも作って、メリハリの効いたステージを目指します!」
華原さんは、4月から情報番組『PON!』の月曜パネリストとしても活躍中。本業である歌はもちろん、「これからは、バラエティーにもたくさん出たい」と夢を語る。
一度は絶望のど真ん中にいた経験があるからこそ、友達や家族がいる生活や、たくさんの人と会える楽しさに気付くことができたという華原さん。デビュー20周年から始まる新たな旅は、どのような景色が待っているのだろうか?
(取材・文/朝倉真弓 撮影/竹井俊晴)
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