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スタバが「会社員の思いつき」から生まれた必然 成功秘話に隠された2つの重要な要素とは?

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  • 松本 徹三 ソフトバンク元副社長、ORNIS株式会社会長CEO
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つまり、多くのアイデアは、複数の異質のものが交錯した時に閃くと言え、そのためには「強い問題意識」と「脳をぼんやりとした状態で自由に遊ばせておく能力」の2つが必要であるとも言えます。

ですから、「仕事熱心だが、堅物ではなく、遊び心もある」人は、しばしば良いアイデアを思いつくのです。

「アイデア」はまさに「人間の脳の活動のハイライト」とも言えるものです。

「人類の進歩の全ては、常に誰かのアイデアによってもたらされてきた」と言っても過言ではないでしょう。

自らアイデアを生み出す能力がなければ、あるいは人が出してきたアイデアを素直に評価する能力がなければ、何人も、自分の人生に転機をもたらすことはできません。

「思いもよらなかった解決策」の生まれ方

脳はぼんやりした状態になると、自分の中の膨大な量のメモリーをスキャンして、まとめたり並べ直したりする習性があるようです。

ですから、どこかに強い「問題意識」がデンと居座っていると、これに引っかかるものも出てきます。「思いもよらなかった解決策」はこうして生まれるのではないでしょうか?

しかし、脳がせっかくぼんやりした状態に置かれて、色々なメモリーをスキャンしてくれても、そこに蓄積されているメモリーが全てありきたりで、代わり映えのしないものばかりだったら、良いアイデアが生み出される確率は低いでしょう。

逆に、もしその人が色々なことに興味を持つ人で、なんでも体験してみたがる人だったら、その人の脳の中に蓄積されているメモリーも、おそらく多種多様なものになっているでしょうから、その人はきっと多くの優れたアイデアを生み出すでしょう。

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【「ミシンの改良」に成功した機械工のアイデア】

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