大阪メトロ江坂駅、御堂筋線「北の重要拠点」の今 箕面萱野まで延伸した北大阪急行との接続駅
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大阪メトロ江坂駅のホーム。画面奥が北大阪急行の箕面萱野方面(撮影:伊原薫)
2024年春、大阪の鉄道地図が少し変化した。北大阪急行電鉄(以下「北急」)の延伸開業がその理由で、半世紀以上前に生まれた構想がついに現実のものになった。
これまで箕面市には西部を走る阪急箕面線の駅しかなかったが、大阪市中心部に直結する“大動脈”が生まれた。沿線住民や自治体の期待は大きい。新たに生まれた駅の周辺では、商業施設や公共施設、マンションの建設も進んでおり、数年後にはさらに発展していることだろう。
御堂筋線と北急線の接続駅
一方、北急線は大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、以下「大阪メトロ」)の御堂筋線と相互直通運転を行っている。吹田市にある江坂駅はその両者の接続駅だ。
「北急線の延伸開業によって、御堂筋線を利用するお客様の数は増えた印象です。開業から2カ月が経って少し落ち着きましたが、それでも以前よりは多く感じます」と話すのは、今年4月から江坂駅の駅長を務める中島敏文さん。
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