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中国の「生鮮食品EC」、逆境超え通期黒字化を達成 叮咚買菜、ビジネスモデルの持続性をアピール

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叮咚買菜はアプリ経由で受注した生鮮食品を最短29分で顧客に届ける(写真は同社ウェブサイトより)

中国の生鮮食品EC(電子商取引)大手の「叮咚買菜(ディンドンマイツァイ)」は2月29日、2023年の通期決算を発表。非アメリカ会計基準(Non-GAAP)ベースの純利益として4540万元(約9億4618万円)を計上し、創業以来初の通期黒字を達成した。

叮咚買菜は、スマートフォンのアプリ経由で受注した生鮮食品を顧客にスピード配送するサービスの草分けだ。2017年の創業以来、商品の仕入れから配送まで自社で一貫して手がける直営モデルにこだわってきた。

「わが社のビジネスモデルが果たして成り立つのか、かつては疑問や不安の声が少なくなかった。しかし2023年の決算は、叮咚買菜が(ビジネスベースで)生き残れることを実証した」

同社の創業者でCEO(経営最高責任者)を務める梁昌霖氏は、決算説明会でそう胸を張った。

事業規模を縮小し採算改善

叮咚買菜は2023年、不採算エリアからの撤退などにより事業規模をあえて縮小させた。今回の通期黒字化はその結果と言える。同社が通期決算と併せて発表した2023年10〜12月期の四半期売上高は49億9000万元(約1040億円)と、前年同期比19.5%減少している。

具体的には、2023年5月末に(内陸部の)四川省および重慶市でのサービスを停止。2024年1月末には、広東省広州市と深圳市の一部拠点を閉鎖した。決算報告書によれば、2023年通期のGMV(流通取引総額)は前年比16.3%減の219億7000万元(約4579億円)だった。

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