宇都宮ライトレール、その人気で露呈した"欠陥" 何の対応もせず放置すると評価は下がり続ける

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予想を大きく上回る人気ぶりの宇都宮ライトレールだが、利便性を損ねる問題もひそむ(写真:A.HARAD/PIXTA)

宇都宮ライトレールが2023年8月に開業した。黄色と黒の装いのスマートな低床車両が、宇都宮市の中心地に整備された噴水広場の水鏡に映り込み、また、芳賀町の緑濃い道路の側方軌道を軽快に走り抜ける。併用軌道区間はセンターリザベーション、地平や高架の新設軌道(自動車交通と分離した専用の走行空間)もあり海外のLRT都市を彷彿とさせる。

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利便性の低さとダイヤ乱れが期待を裏切る

11月末時点で宇都宮ライトレールの導入効果は、芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会によれば、利用者は当初予測を上回り、車の交通量は1割減り、バス利用者は増加したという。幸先の良い内容だ。

わが国にLRTが根付くかどうかは、宇都宮ライトレールの成否にかかっている。しかし、利用者が予測を上回ったという現状だけで成功したと考えるのは早計だ。それは、旧来の運賃収受方式を併用したことによる利便性の低さとダイヤ乱れ、立派な新設軌道にそぐわないのんびりした走りがLRTへの期待を裏切っているからだ。

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