家族に心底、嫌われる「あいづち・返事」共通5大NG 正月休みで痛感「やっぱり、この人、うんざり…」

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【家族に嫌われるあいづち・返事④】「高さ」と「スピード」が間違っている

これはプロ的なアドバイスになりますが、あいづち・返事は実は「声の高さ」「スピード」が重要です。

話を盛り上げたいときは「高く、速く」あいづち・返事をするのが効果的。また、相手の勢いが強すぎて少し落ち着いてほしいときは「低く、ゆっくり」あいづち・返事をしましょう。

これを間違えて、盛り上げるときに「低く、ゆっくり」あいづちを打ってしまったり、落ち着かせたいときに「高く、速く」返事をしてしまったりすると逆効果になってしまいます。

【家族に嫌われるあいづち・返事⑤】スマホや新聞から目を放さずに返事をする

これは「あいづち・返事の5大NG」の中でも一番NGな行為だと私は思います。

相手が話しかけているのに、スマホや新聞に目を落としたまま、生返事をしてしまうというパターンです。たとえ生返事ではなく、ちゃんと聞いて返事をしているのでもやっぱり好ましくありません。

でもこれ、家族に対してはついついやってしまいがち。でも相手はこれをされてしまうと「自分の話はどうでもいいんだな」「聞く気がないのだな」と、がっかりしてしまいます。

また、子どもに対してこれをやってしまうと、「スマホを見ながら返事をしていい」と教えてしまっていることになります。気をつけたいものです。

「相手を尊重する気持ち」をもっていますか?

あいづち・返事のNGを5つ挙げてきました。

いずれにしても大事なことは「相手を尊重する気持ち」だと私は思います。

家族の間で気を使いたくないという気持ちもわかりますが、家族という大事な存在だからこそ、相手をイヤな気分にさせないことが大切ではないでしょうか。

新しい年、和やかな会話で、家族のみなさんが楽しくお過ごしいただけると幸いです。

「朗読」には相手を尊重する、思いやる気持ちが欠かせません。朗読は必ず聞き手が存在します。朗読をすることで、会話もまた、めきめき上達するものです。

ぜひ、私の新刊『話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読 これぞ日本語最高峰!何度でも読みたい名文・名作編』も手にとってみてくださいね。1日1分朗読するだけで、声も話し方も、驚くほど良くなる、と私は長年の経験から確信しています。

(動画:魚住りえチャンネル/YouTube)
魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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