タリーズの「650円モーニング」がくれる心の安寧 不思議な居心地の良さがそこにはある

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タリーズのクロックムッシュは優しい味で、朝イチのペコペコのお腹を、程よく満たしてくれます。パンとドリンクで税込650円という価格設定は、高くはないけれど安くもない。

牛丼チェーンなら半分ぐらいの値段で卵かけご飯と味噌汁が食べられるし、朝マックなら同じぐらいの値段でサイドメニューまでついてくる。でも、不思議と行きたくなる店なんですよね。「タリーズ」って。

タリーズは安定した居心地の良さが嬉しいカフェチェーン

タリーズコーヒージャパン株式会社は、伊藤園の完全子会社(連結子会社)です(筆者撮影)

ところで、タリーズが、伊藤園の完全子会社ってご存じでしたか?

「タリーズ」はカフェチェーンの店舗数第4位で、店舗数は約760。1位の「スターバックス」は1700店舗以上なので、その差は1000店舗ほどです。が、わが家の近辺は「タリーズ」激戦区。家から駅までの徒歩7分ほどの距離に、4店舗の「タリーズ」が営業しています。

ただ正直なお話、これまで私にとって「タリーズ」は「スタバに行きたい気分のときに、まわりにスタバがないから入る店」みたいな、スタバの代替品のような存在でしかありませんでした。

タリーズ店頭で、オリジナルテディベアのグッズを販売していました(筆者撮影)

どちらも、アメリカ発の「シアトル系カフェ」として創業し、ほぼ同時期に日本に出店を開始(スターバックスが1996年、タリーズが1997年)したこと、メニュー内容も価格設定もなんとなく似ていることなどから、混同しやすいというのもあったのかもしれません。

しかし、近所のカフェが「タリーズ」ばっかりという状態になり、かなりの頻度で「タリーズ」を利用して気づいたことは、「タリーズは居心地がめちゃくちゃいい!」ということです。

わが家の近所の「タリーズ」は、どの店もオフィスビルの1階のテナントで、施設の雰囲気に合わせて床材や内装などはバラバラなのですが、茶色と深みどりを基調とした、落ち着いた配色の店内は、明るすぎない照明で、リラックスできる雰囲気です。

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