無形投資へのシフト
無形資産が経済を支配する中、経済活動は経済停滞・格差拡大・機能不全の競争などの壁に直面している。われわれは、世界が、ある種類の経済から別種の経済への不完全かつ道半ばで力尽きようとする移行の途中にあるのだと考えている。
この生まれつつある経済は、技術、インターネット、ビッグデータ、その他『ワイアード』誌最新号の表紙に出るようなものには皮相的にしか基づいていない。じつはそれは、資本の性質の長期的変化とその経済的な含意に依存している。具体的には、われわれは現在の問題が次の理由で生じていると考える。
・資本の性質が変わり企業はますます(ほとんど計測されない)無形資産に投資していること
・この無形資産の成長が過去数十年で低下したこと
・無形資産がもたらした課題をわれわれがまだ軽減できていないこと。また投資に生じつつある障壁を克服できていないこと


















