大谷翔平がテレビCMで「圧倒的人気」を集めるワケ CM好感度調査で現役アスリート初のトップ10入り
大谷選手が出演したCMがテレビで初めて流れたのは2014年度(4月度~翌3月度)。この年度の放送回数(東京キー5局集計)はわずか7回、タレント好感度は2ポイント、CMタレント総合順位は1241位にとどまった(タレント全体の集計数には変動がある)。
それが2016年度放送回数997回(タレント順位338位、以下略)、2017年度1744回(314位)。ロサンゼルス・エンゼルスに移籍した2018年は落ち込むがその後はうなぎ上り。
2019年度放送回数1264回(299位)、2020年度2667回(280位)、2021年度1556回(248位)、2022年度は実に3170回(82位)のCMが流された。そして2023年は上半期(1~6月度)で計1568回に。ちなみにこの上半期にCMを打ったのはクライアント9社。17作品がオンエアされた。
大谷選手のCMに視聴者はどう反応?
東京キー5局が放映する全CMの評価について、CM総研は毎月2回、計3000人のモニターから回答をもらっている。それによると大谷選手の場合、実に96%がCM出演者、すなわち大谷選手にひかれた、と答えている。大谷選手のどこにひかれたのか。この問いにずばり答える設問はないが、モニターの回答に手掛かりがある。
CM総研の設問項目は、商品そのものの魅力、CMのストーリー展開、使用された音楽、企業姿勢など計15項目にわたる。モニターの回答は往々に分散される傾向があるが、大谷選手の場合は、「かわいらしい」「心がなごむ」「セクシー」といった項目にチェックを入れたものも目につく。
コメント欄にも「(大谷選手が)かわいくてキュンとする」などと寄せられている。バラエティー番組も含め、幅広くお茶の間の話題になりやすいキャラクターなのだろう。
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