ユーロ圏消費者物価指数(HICP)はコアベースの鈍化がようやく確認されたばかりであり、これが潮流として根付くのかどうかは予断を許さない。

ECBは自身のHPにおいて「Our monetary policy statement at a glance」(一目でわかる金融政策)といったコンテンツを用意しており、現在の政策運営について一問一答形式で論点を整理している。これを読めば現状把握がほとんど済んでしまう利便性の高い作りとなっている。
この中の「What is going on in the economy?」という欄で「Inflation has come down from its peak but is still too high」「Rising wages and higher profits are behind high inflation」などの見解が示されており、インフレ率が依然高く、その背景として「上がる賃金と高い企業収益」が言及されている。半ば賃金・物価スパイラルを認めるような記述でもあり、すぐに利上げが終わらないことを予感させる。
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