週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ

なぜ今、世界のトップエリートは哲学を学ぶのか 起業家が学び、グーグルが哲学者を雇う理由

7分で読める

INDEX

なぜ今、哲学が求められているのでしょうか(写真:yuzu/PIXTA)
哲学とビジネス。一見無関係に思える2つだが、企業が新規事業や新技術に乗り出す時に哲学者が参加したり、グーグルのように企業内哲学者や、最高倫理責任者を置く企業は増えてきている。また、ペイパル創業者の1人で投資家のピーター・ティールは大学時代スタンフォードで哲学を専攻し、学んでいたことで知られている。
「世界最高の知の巨人たちが考えた思考の型が1フレーズですっきりわかる」をコンセプトに執筆された『哲学100の基本』を上梓した岡本裕一朗氏が、なぜ今、哲学が求められているのか、について多角的な視点から語る。

なぜ今、哲学が求められているのか?

哲学の話を始めようとすると、かならず質問されることがあります。正確には、詰問といったほうが適切かもしれません。

それは、「哲学って、いったい何の役に立つのか!?」という問いです。

『哲学100の基本』(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

じつを言えば、この問いは、今に始まったことではなく、哲学の始祖とされるタレスの頃から人口に膾炙していたようです。とすれば、「哲学とは、『何の役に立つのか』という問いがさし向けられる活動である」と言えるかもしれません。

たしかに、哲学は一見した印象からすると、生活の役に立ちそうには思えません(そのため、「哲学は役に立ちますよ!」という表現は、あまり信用できません)。

だとすれば、どうして「哲学」は求められるのでしょうか。もしまったく何の役にも立たないのであれば、とっくに消えてしまっていたはずです。

そこで、「哲学」のはじまりに立ちかえって、考えてみることにしましょう。

次ページが続きます:
【哲学は「驚き」や「疑い」からはじまる】

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象