東洋経済オンラインとは
ライフ

「アバター2」が2700億円売り上げないと困る理由 これまで達成できた映画は前作などわずか5本

6分で読める
  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト

INDEX

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』12月16日(金) 全国劇場公開 © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved. 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

今年最後にして最大の娯楽映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(以下アバター2)が、16日に全世界で公開された。13年前に公開された1作目は今も映画史上最大のヒット作だが、この続編も大成功することは間違いない。批評家や賞の投票者に向けてアメリカで初めての試写が行われる前までは、当然、疑問もあったが、映画を見てから、それは確信に変わった。

ビジュアルは圧巻もので(水のシーンなどはいつまでも見ていたくなる)、戦闘シーンはスリル満点。キャラクターもとてもよく考えられており、3時間12分の上映時間があっという間に感じられるのだ。

批評家からも高評価

一緒に試写を見たほかの批評家たちの感想を聞いても、同様だった。批評が解禁になったのはアメリカ時間13日で、現在のところ『Rottentomatoes.com』では84%の批評家が褒めている。これは、1作目の82%よりやや上だ。

最初の反響がわかったのを受けて、公開初週末の北米売り上げ予測も、1億3500万ドルから1億5000万ドルにアップした。1作目の北米公開初週末興行収入は7700万ドルだったので、その倍だ。

しかしながら、1作目の公開初週末の数字がその程度だったというのは、今振り返ると驚きである。最終的にあの映画は北米だけで7億5000万ドル、全世界で27億ドル(後に劇場再公開された時の数字は含まない)を売り上げているからだ。

それはつまり、映画が観客に愛され、クチコミで人気が広まり、リピーターが続出したということ。事実、1作目は12月18日に公開されてから1月31日までアメリカで首位をキープし、3月7日まで5位以内にとどまっているのだ。記録的なデビューではなかったにしても、高い数字をずっと稼ぎ続けたのである。

次ページが続きます:
【3D映画に追い風】

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象