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NTTが今、「再エネや医療」に熱い視線を注ぐ理由 島田社長「事業規模が数倍になるよう種をまく」

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島田社長はNTTの事業多角化を推進する考えを示した(撮影:梅谷秀司)
6月24日、NTTの社長に島田明氏(64)が就任した。島田氏はグループの地域通信会社などで総務人事や財務関連の経験を積んできた。社長就任直前はNTT副社長で、CFO(最高財務責任者)なども兼務していた。
同社はDX(デジタルトランスフォーメーション)化が追い風となり、2022年3月期は過去最高益を更新。稼ぎ頭のNTTドコモは、グループ再編で収益基盤を再構築している真っ最中だ。一方、海外展開にも意欲を見せる。その行く手にはGAFAなど世界のIT大手企業がひしめいている。NTTは今後、どこに向かって進んでいくのか。島田新社長を直撃した。

GAFAは競合ではない

――澤田純・前社長(現代表取締役会長)は「GAFAが競合になる」と、東洋経済の2年前のインタビューで語っていました。通信インフラのソフトウェア化が進んで参入障壁が低くなる中、NTTグループを取り巻く国内外の競争が激化しています。

今のNTTグループにとって、(ECや検索サービスなどのBtoCに強い)GAFAは競合ではない。どちらかというと、海外企業でいえば、NTTデータなどのBtoBビジネスでアクセンチュア、デロイト、IBMといったシステムコンサルティング会社が今の競争相手だ。

ただ、GAFAなどのIT大手が今後、通信ネットワーク事業に参入する可能性は高い。ソフトウェアとクラウドを組み合わせることで、通信ネットワークを代替できるからだ。

一方、彼らはわれわれのデータセンターを使う顧客でもあり、一部はパートナーでもある。競争しながらも協業しているわけだ。だから、「NTTの競合はどこですか」と聞かれても簡単には言い切れない。

今は先行きが本当に見えない。全然違う分野から競争事業者が現れてくる。時代の変化をうまく捉え、自ら変わっていかなければ、間違いなく競争に負ける。

――将来予測が困難な中でも、NTTグループ全体の舵取りをしていかなくてはなりません。ビジネスをどう展開していくのですか。

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