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「テラ」暴落がきっかけ、暗号資産は規制強化へ 世界の金融当局で進む議論、投資家保護も課題

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  • 木内 登英 野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト

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(写真:Gabby Jones/Bloomberg)

ステーブルコインと呼ばれる暗号資産(仮想通貨)の「テラUSD」が、5月上旬にドルとの連動性を一気に失い、価値が10分の1以下まで暴落した。それは、暗号資産全体の信頼性にも悪影響を与えている。

価格の変動が激しく、支払い手段としては使われにくいというビットコインなど暗号資産の弱点を補うために作り出されたのが、法定通貨との間で安定した価値を維持する仕組みを持つステーブルコインだ。価値が安定することで、支払いだけでなく貸し出し、預金など広く分散型金融サービス(DeFi)に利用されるとの期待も高まっていた。

法定通貨建ての安全資産などを担保としないテラの価値を支えてきたのは、アンカープロトコルと呼ばれる特殊な運用サービスだ。投資家がテラを預け入れると、年間約20%という異例の高利回りを得ることができた。不自然に思えるこの仕組みこそが、テラ暴落の引き金ともなったのである。

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