関関同立の中でも挑戦的な取り組みに積極的な立命館大学。今力を入れているのはアントレプレナー(起業家)を生み出す教育だ。20年に中長期計画の「チャレンジ・デザイン」を策定。その柱の1つに「イノベーション・創発性人材の育成」を挙げる。
「社会の混沌から社会課題を見つけ、自由な発想で解決策を見いだして、他者と協調しながら実装する。そんな人材を育てることがわれわれの役割」(仲谷善雄学長)
以前からアントレプレナーを輩出する取り組みを手がけてきた。他大学や企業とも連携してイノベーション人材を養成する「EDGE+R」はその一例だ。ただ、学部や教員単位で取り組んでいたものも多かった。「バラバラにやっていたら大きな力は出ない。組織的・戦略的に取り組む必要性を感じた」(仲谷学長)。
大学発ベンチャーが急増
そこで19年9月に立ち上げたのが「RIMIX」。社会課題解決を目指す人材を育てるプラットフォームだ。これまでの個々の取り組みを整理して体系化した。
「どこで何をしているかを“見える化”すれば、何が足りないか、何をすべきかわかる」(仲谷学長)
同時に、新たな取り組みとして「総長ピッチチャレンジ」を立ち上げた。半年間かけてワークショップやトレーニングを行い、受講生たちのビジネスプランを磨き上げていく。最終的に総長にショートプレゼンテーションを行うコンテストを開催する。ソニーグループのスタートアップ創出プログラム「SSAP」と連携し、支援を受けた。20年度は29チームが参加。大学生だけでなく、立命館の付属高校生も参加している。このプログラムをきっかけに起業家も生まれた。さらに、磨き上げたビジネスプランで起業を目指す人のために、資産運用益の10億円を元手に「立命館ソーシャルインパクトファンド」を創設。すでに数社に融資をしている。
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