──全学部対象のAI活用人材の育成に積極的です。その理由は?
強烈な危機感があったためだ。関学は、伝統的に就職率が高く「生涯年収が高い」人材を多く輩出してきた。メガバンクなど金融機関に就職する者が多かった。しかしAIの登場で金融系の採用は大幅に減った。強みが反転して弱みになったわけだ。それならば、と今後さらに社会実装されていくAIを活用する人材を積極的に育てる方向に舵を切った。
──一方で「Kwanseiコンピテンシー」と名付けた能力や資質を磨くことを重視。「正課外教育」の重要性を強く打ち出しています。
AI時代だからこそだ。AIを含み、進化の絶えないITによって知識そのものはいくらでも身に付けられる。しかし「豊かな人間関係を築く力」「困難を乗り切る粘り強さ」など人間ならではのコンピテンシー(能力)は替えが利かず、むしろ重要性が高まっている。それらを育むのはスポーツや文化芸術など授業以外の正課外教育による面が大きい。課外活動だった体育会活動を正課外教育と位置づけたのもそのためだ。4月に、体育会の活動を支援する関西学院大学競技スポーツ局(KGAD)を発足した。
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