中国でたびたび問題になる役人と企業の腐敗構造。官民癒着をいかに未然に防ぐか。『財新周刊』8月30日号の社論ではこのテーマについて論じている。
先日、杭州市の規律検査委員会と監察委員会が、「親清政商関係」(親身で清廉な政治と企業の関係)に影響を与える問題に対する特別措置を講じた(訳注:8月21日、アリババグループの本社がある杭州市の周江勇書記が重大な規律違反の疑いで当局の調査を受けた。同23日に特別措置発表)。
この特別措置は、主に指導的地位にある幹部と、その配偶者、子女およびその配偶者が経営に携わる企業との利益相反行為などに焦点を当てている。その対象には在職幹部だけでなく、過去3年以内に退職した市の管理幹部も含まれる。
近年、中央から地方に至るまで、「親清政商関係」の構築が政策上の最優先事項となっている。指導幹部にとっての「親」とは誠実に民間企業と交流して、問題を解決するサポートを行うこと。そして「清」とは清廉潔白に、金銭の取引を行わないことを意味している。近年、政商関係は大幅に改善されてきたが、いくつかの地域ではいびつな政商関係がいまだに存在している。
政商癒着の本質は腐敗にあり、腐敗の本質は公権力の私的濫用にある。法を順守しない商人と腐敗した役人がその代表例だ。
いびつな政商関係は地方の政治・経済社会に深いダメージを与え、市場経済の基盤を揺るがす。腐敗した役人が私腹を肥やし、法を順守しない商人がビジネスチャンスをつかむ一方で、機会の平等や公平な競争といった市場経済の秩序は深刻なまでに破壊されるのだ。法を順守する起業家にとっては、複雑な政商関係は足かせでしかなく、それによって起業家精神を発揮できなくなっている。
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