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GAFAが狙う次の市場 MSとアマゾンが提携

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  • 山本 康正 ベンチャー投資家、京都大学経営管理大学院客員教授
サティア・ナデラ氏がCEOの下、マイクロソフトの事業領域は拡大している(Kyle Johnson/The New York Times)

米マイクロソフト(MS)は6月24日(米国時間)、次世代OS「ウィンドウズ11」を公開した。新OSの投入は6年ぶりとなる。今回の発表で驚いたのは、米アマゾンとの提携だ。

提携により、アマゾンが提供するアプリストアを通じて、ウィンドウズ搭載のPCにアンドロイドアプリをダウンロードできるようになる。その結果、ウィンドウズPCの使い勝手が大幅に向上する。またアプリ開発者へ課す手数料も、米アップルなどと比較すると条件によっては割安だ。何億台と存在するウィンドウズ端末向けのアプリ開発を引き寄せたい考えだ。

一方のアマゾンはもともと、自社のFireタブレット向けにアプリを提供しており、独自OS「Fire OS」は米グーグルのアンドロイドOSを基にしている。動画や電子書籍の独自サービス、音声AI(人工知能)アシスタントのアレクサを使いやすくするためにアプリを開発していた。

マイクロソフト、アマゾンはともにスマートフォンで失敗した苦い経験を持つ。マイクロソフトはかつてウィンドウズフォンを、アマゾンもFireフォンを市場に投入した。だが、アップルのiPhoneやグーグルのアンドロイドスマホを前に、両社とも販売継続を断念。今回の提携をきっかけに、新ウィンドウズとアレクサを組み合わせた新たなデバイスが開発される可能性もある。

スマートホームという未来

マイクロソフト、アマゾンにとって大きなライバルはアップルとグーグルだ。デスクトップOSの分野で、マイクロソフトはアップル、グーグルと競う。音声AIで、アマゾンのアレクサはグーグルホームと争う。

またOSやAIに続いて新たな競争市場となっているのが、スマートホームだ。アップルは6月に開いた開発者会議「WWDC」で、スマートホーム関連として鍵をデジタル化したり、免許証などの認証を内蔵したりするなどの最新情報を数多く発表した。実はスマートホームは、アマゾンが力を入れてきた分野だ。アマゾンは配達物の取り扱いをしやすくするという大義名分の下、鍵の電子化に取り組んでおり、今後、同分野での争いがさらに激しくなりそうだ。

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