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コロナで加速「テックジット」 始まった脱シリコンバレー

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シリコンバレーの象徴だったオラクル本社。テキサス州へ移転した(Alamy/アフロ)

サンフランシスコを含むシリコンバレーの住まい事情は、ここ数年何かと取り沙汰されてきた。高給のテック企業社員のせいで住宅価格が高騰し、学校の先生や店員、消防士など普通の人が住めなくなったというものだ。テック産業による弊害は永遠と続くように見えたのだが、今やこれが一転、「テックジット」「テック・エクソダス(大脱出)」と騒がれる事態が起きている。

コロナ禍の中、フェイスブック、ツイッター、グーグルが在宅勤務を奨励しているうえ、大きなオフィスを抱えてきたエアビーアンドビー、ピンタレスト、ペイパル、イェルプなども本社を縮小中だ。オラクルやヒューレット・パッカード・エンタープライズのように、カリフォルニア州からテキサス州へと本社を移転する例もある。

ヒューレット・パッカードといえば、シリコンバレー史に不可欠な存在だ。またデータベースをシンボル化したオラクルの本社ビルは、長くシリコンバレーの象徴だった。テック企業の動向を調査するsf.citiが2021年1月に83社の創業者やCEOにアンケートしたところ、63%がシリコンバレーでのオフィスをすでに縮小したかこれからする予定と答えた。

この状況下で、テック関係者の脱シリコンバレーが数字に表れるのは当然だ。リンクトインの調べによると、シリコンバレーのテック関係者の流入流出比は19年4〜10月がプラスだったが、同20年はマイナスに転じた。マイナス幅は35%と、ニューヨーク、ボストン、シカゴなど、同じくマイナスに転じたほかの大都市部に比べても大きい。

南部のテキサスも人気

では、テック関係者はどこへ引っ越しているのか。リンクトインの同じ調査によると、流入増はウィスコンシン州マディソン、オハイオ州クリーブランド、そしてシリコンバレーと同じカリフォルニア州の州都サクラメントだ。

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