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北方領土交渉で流れる外務省OBらの雑音 日本メディアの悲観論は18年の日ロ首脳会談を解さないがゆえ

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  • 佐藤 優 作家・元外務省主任分析官

菅義偉政権になって、北方領土交渉が停滞するのではないかという根拠のない臆測情報が時々新聞に書かれる。ロシアの友人からも「われわれは菅政権が安倍前政権の北方領土政策をそのまま継承していると考えているが、日本のメディアの悲観論をどう解釈すればよいか」と尋ねられることがある。そのとき筆者は「一部、外務省OBによる無責任な雑音は無視すればよい」と答えている。

このような雑音は、2018年11月14日のシンガポールにおける安倍晋三首相(当時)とロシアのプーチン大統領との会談後に増えた。最近では、こんな報道がなされた。

〈首相の安倍が取り組んだ対ロシアの北方領土問題。安倍はまず、海産物の増養殖や温室野菜栽培など日ロの「共同経済活動」によって信頼醸成を進める戦略を選ぶ。そんな中、外務省関係者が集うパーティーでこんなやりとりがあった。

外務省OB「共同経済活動なんてうまくいくわけない」

現職幹部「分かっているんです。うまくいくはずありません」

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