解答は「センシンイリヨウ」でした

解説
日本人の2人に1人が生涯で一度はかかるとされ、死亡原因の約3割を占めるがん。不治の病のイメージも強いが、近年のがん患者の5年生存率は6割、10年生存率も5割を超え、「共に生きる病」になっている。
背景の1つが、早期発見につながる診断技術の進歩だ。CT(コンピューター断層撮影)などによる画像診断では、人工知能(AI)を活用して、がん組織の形態的な変化を識別する技術が進む。また尿や血液の検査でがんのリスクを評価する技術も開発されている。ピロリ菌感染は日本人の胃がんの原因の9割以上を占めるとされるが、その抗体などを血液から調べる胃がんリスク検査(ABC検査)も、検診項目として普及してきた。
新たな治療法も続々と
がん治療は、手術、放射線、抗がん剤による化学療法の3大療法が中心。学会は治療成績などのエビデンス(科学的根拠)に基づき、がんの種類やステージ(病期)ごとに標準治療のガイドラインを定める。また、最近は新たな技術や薬剤も続々と登場している。
手術領域では、国内でも、米国企業の手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入。緻密な手技が必要な前立腺がんなどの内視鏡手術に使われていて、国産ロボットの開発も進む。
放射線領域では、重粒子線治療が2016年から保険適用開始。この治療では、従来難しかった身体深部のがんへのピンポイント照射が可能だ。がん細胞に取り込ませたホウ素化合物に中性子線を当て、その反応によりがん細胞だけを破壊するホウ素中性子捕捉療法なども新たに開発されている。
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