解答は「キヤリアケイセイ」でした

解説
コロナ禍以降、テレワークや巣ごもり生活で自分の時間が増えた人は多い。「忙しくてできなかった学びに取り組めるチャンス」と捉える向きもあるだろう。
同時にこの期間は、人によっては自分のキャリアを見つめ直す機会にもなったようだ。転職サイトのビズリーチが4月に発表したアンケート結果によると、コロナ禍を受けて自身のキャリア観に「変化があった」と感じた人は56%に上る。そのうち92%は、企業に依存しない自律的なキャリア形成が必要とも答えた。「キャリア形成」とは一般的に、仕事を通じて職業能力を習得する活動を指す。オフィスで仕事をする機会が減り、無意識に、勤め先の企業で出世するための学びから、履歴書に書ける、実務に役立つ学びへ気持ちがシフトしているのかもしれない。
実際、「自律的な学び」の典型例といえる通信教育の需要が高まっているようだ。教育業のフォーサイトは、今年5月の売上額が昨年同月比178%になったと発表。「在宅時間の増加や将来への不安などから、資格取得への意欲が高まっている」と分析する。また不況の折、図書館や古書店の本を使ったローコストな独学への関心も高まるだろう。
コロナ後を意識した学びをアピールする団体・機関も見られる。6月、日本私立大学連盟は「社会変化に対応する私立大学の教育政策の提言」を発表し、社会人にとってのオンライン授業などの重要性を強調した。理系では東京大学大学院情報理工学系研究科が「ポスト・コロナの新たな情報化社会へ向けての提言」を発信し、リカレント教育を含む人材育成の観点から、社会人に向け「超スマート社会の歩き方」を教育すべきだと意気込む。今後、環境整備が進めば、留学の概念なども変わってくるかもしれない。
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