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目立つ大型調達、過熱感も 勃興するベンチャー

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勃興するベンチャー 目立つ大型調達、過熱感も

熱気に満ちるベンチャーのイベント(写真は2019年夏開催のInfinity Ventures Summit)

国内のベンチャー企業への投資熱は高まり続けている。調査会社のINITIAL(イニシャル)によれば、2019年ベンチャーの資金調達額は11月中旬時点で3219億円。過去最高の4254億円だった18年を上回る可能性もある。

目立つのが大型の資金調達だ。19年は、マーケティングデータ分析の法人向けクラウドサービス「b→dash(ビーダッシュ)」を手がけるフロムスクラッチや、ニュースアプリのスマートニュースが100億円を調達。自動運転ソフトウェアのティアフォーや宇宙関連のシンスペクティブも80億~90億円という規模だった。イニシャルの調査では、1社当たりの資金調達額の中央値は、17年は5億円だったが、19年は倍増し、11億円を超えた。

同時に企業価値も上がっている。10億ドル(約1100億円)を超える「ユニコーン」は5社に上る。

分野で勢いがあるのが、法人向け定額課金クラウドサービス「SaaS(Software as a Service)」だ。Sansanfreeeなど新規上場が相次いだ。未上場では先述のフロムスクラッチに加え、SmartHRが61.5億円を調達。そのほか医療や新素材など、これまでベンチャーによる参入が難しかった分野にも資金が集まっている。

調達が大型化した背景にあるのは、出資元となるベンチャーキャピタル(VC)のファンド規模が膨らんだことだ。グロービス・キャピタル・パートナーズは約400億円、DNXベンチャーズは約300億円、ANRIは約200億円などと、19年はVCによる大型ファンド組成の発表が相次いだ。

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