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最後まで突き詰めて頂点へ メダルへの道|Interview|スポーツクライミング 楢﨑智亜

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ならさき・ともあ 1996年生まれ、栃木県出身。類いまれな跳躍力、俊敏性で世界各国のクライマーから注目を浴びる。東京五輪のスポーツクライミング日本代表に内定。所属はTEAM au。(EPA=時事)
スポーツクライミングは、垂直に立つ壁をカラフルなホールドを使い体一つで登るスポーツ。速さを競う「スピード」、少ないトライ数で多くのコースを登り切れるかを競う「ボルダリング」、高さを競う「リード」の3種目があり、初めて正式種目に採用された東京五輪では、3種目の「複合」の結果で順位が決まる。金メダル候補の楢﨑智亜選手に意気込みを聞いた。

──充実した1年でしたか。

五輪代表が決まる世界選手権での優勝を目標にトレーニングしてきました。その結果、ワールドカップでも、選手権でも総合優勝することができました。

競技の魅力? 自由なところです。スタートからゴールまでホールドが配置されていますが、どう登るかは選手次第。登れればOK。極端な話、スタートからゴールまで飛べたらそれで構わない(笑)。背の高い選手と低い選手で行き方は違いますし、筋力や技術によっても異なります。重心の位置や持ち方もそう。十人十色です。

世界1位への強い気持ち

──楢㟢さんはなぜ強い?

2016年に年間チャンピオンと世界選手権の優勝を取ると、追われる立場になって、戦うのが怖くなったときがありました。本当に自分は強いのかって、自分の選択に自信が持てなくなってしまい……。結局、「やらされている。やらないといけないからやる」というのは全然力にならない。大会があるから練習する、というのは楽しくないし、力が出ない。だから、「自分がしたいこと、やりたいと思えること」に集中していきました。「世界1位になりたい」という気持ちが後押ししたと思います。

──いよいよ東京五輪です。

16年の正式種目決定がすごくモチベーションになった。ずっと優勝したいと思ってきた。メディアでの競技の露出、競技人口も増えましたよ。ただ、選手専用のジムはまだないですね。僕も一般営業しているジムで大勢と隣り合わせで練習しています。女子選手の野口啓代さんが実家にプライベートジムを持っているので、そこを使わせてもらうこともあります。

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