日本企業にチャンスが到来しています。中国人観光客の間ではツアー客による「爆買い」があり、続いて中流階層による個人旅行ブームが起きました。今後は、富裕層需要の拡大という第3の波が押し寄せようとしています。大企業の経営者や芸能人など中国人富裕層の間で今、日本旅行が大人気なのです。
私は医療コーディネート企業を経営し、日本の最先端医療を求める中国人患者の円滑な渡航を支援しています。月に100組ほどをアテンドしていますが、彼らの消費力には驚かされます。車で移動中に「あのビル買っちゃおう」と即決する方や、「このホテル、うちのペットの部屋より狭いよ」と言って最高級ホテルをキャンセルする方もいました。
日本が人気なのは、治安のよさやまじめな国民性が支持されているからです。日本人は、高い給料をもらっていない人たちでも仕事に手を抜かない。「韓国よりも日本のほうが安心できる」と言って来日するケースもあります。中国からの距離の近さも魅力です。「1〜2日ぐらい時間が空いたから」と、突然来日する方もいます。
また、米中対立も日本には追い風になっています。先日、ニューヨークを訪問しましたが、中国人観光客は明らかに減っていました。「強圧的な米国に屈したくない」という気持ちが影響しているのです。
中国人富裕層は、すばらしいサービスには金を惜しみません。その経済効果は侮れないのですが、日本にはVIP向けのサービスが少ないのが課題です。
例えば、空港のVIPルームサービス。他国では出発まで個室で休み、搭乗口まで高級車で移動できる特別待遇がありますが、日本では政治家など限られた人しか使えません。しかし、中国では、プラチナカードを持つようなお金持ちであれば簡単にVIPサービスを受けられます。富裕層は待たされるのが嫌いですし、特別扱いしてもらいたがっています。そうしたサービスを用意すれば、いくらでもお金を落とすはずです。
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