日本の男子ツアーが低迷といわれて久しい。テレビの視聴率もギャラリー数も減少し、人気がない。つまらない。スター選手がいない。などなど、ネガティブな風潮にさらされている。
はたして、そうなのだろうか? という疑問が湧いてしまう数字がある。今年から、日本ゴルフツアー機構(JGTO)がヤフーのスポーツナビに、トーナメントの模様を1分動画で流し始めた。その再生回数が、回を重ねるごとにグイグイと増え続けているのだ。この間の関西オープンでは、期間中に19本投稿して、その延べ再生数がなんと2970万1979回となった。1本平均が156万3262回になる。強引にテレビ視聴率と比較したら、大きな差になるだろうと思ってしまう。
まず、ほとんどが1分前後という手軽さ。しかも、スマホで気軽にいつでも視聴できる。さらにその1分で、雰囲気を垣間見ることができる。あ〜、最近はこんな選手が頑張っているんだと情報を得ることができる。テレビ中継だと、ダラダラと1時間以上も見なければいけなくなる。かつてのAONのようなスター性の強いキャラクターがいないし、若手がどんな個性を持って、どういう人間性、どういうプレーをするのかわかりにくい。だったら、1分の動画でも、トーナメント中継とは違ったアングルで選手たちを知ることができる。そんな理由もあるのかもしれない。
かつて、バブル時代はゴルフのテレビ中継も大がかりで、後半の13番、14番ホールあたりから放映してきた。テレビカメラの台数も20台〜24台と配置して、画面に映し出される映像のきめ細かさがあった。ところが最近は、どんどん経費節減のためなのか、放映も最後の3ホールだけで、もちろんカメラ台数も減ってくる。さらに飛んだ飛んだ。入った、入ったの連呼。ゲームの流れや、ゲームの妙もわかりづらい。
この記事は会員限定です
残り 397文字
