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フランス革命を描いたプーランク作品の特異性 オペラ史上に残る強烈なフィナーレ

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  • 田中 泰 日本クラシックソムリエ協会 代表理事
「METライブビューイング」2018-19シーズンで上映される『カルメル会修道女の対話』(©Ken Howard/Metropolitan Opera)

7月14日といえばパリ祭。この日は本来、フランス共和国の成立を祝う日であり、フランス革命の発端となったバスティーユ監獄襲撃事件を記念する日でもある。

「自由」「平等」「友愛」を旗印とした資本主義革命の代表例とされるフランス革命は、時の国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットのギロチン処刑という衝撃的な出来事と、その後のヨーロッパ史を大きく書き換えるナポレオンの登場などとともに、歴史上最も重要な出来事の1つとして記憶されている。

その影響力は芸術分野にも及び、フランス革命を題材とした作品は枚挙にいとまがない。小説においては、チャールズ・ディケンズの『二都物語』とビクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』を筆頭に、遠藤周作の『王妃マリー・アントワネット』など。ミュージカルと映画では、『レ・ミゼラブル』が大ヒットを記録。池田理代子の『ベルサイユのばら』は、漫画史上に残る金字塔としてその名が知られる。まさにフランス革命は芸術家たちの創作意欲を刺激してやまない魅力的なテーマだ。

修道女の悲劇の物語

一方オペラにおいては、ウンベルト・ジョルダーノの代表作『アンドレア・シェニエ』と、フランシス・プーランクの『カルメル会修道女の対話』が双璧だ。『アンドレア・シェニエ』は、フランス革命で断頭台の露と消えた実在の詩人の半生を劇的に描いた作品。

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