東京の多摩地区に位置する調布市で開かれている「調布国際音楽祭」をご存じだろうか。
調布市はクラシック音楽との関わりがとても深い。市内には、指揮者の小澤征爾氏などの優れた音楽家を輩出してきた名門・桐朋学園大学がある。
音楽祭の会場である調布駅前の文化施設「調布市文化会館たづくり」と「調布市グリーンホール」では定常的にクラシックコンサートが行われるなど、調布市民にとってクラシック音楽は極めて身近な存在だ。
この恵まれた環境の中でスタートした「調布国際音楽祭」は、今年で7年目を迎える。
音楽祭のエグゼクティブ・プロデューサーで指揮者・鍵盤楽器奏者の鈴木優人氏を中心に集まった演奏者の顔ぶれは多士済々。ジャズピアニスト山下洋輔氏が登場する6月23日のオープニングコンサートを皮切りに、えり抜きのクラシックシーンが体験できる。
何よりすばらしいのは、世界最高峰のバッハ演奏団体「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」が参加している国内唯一の音楽祭であるという点だ。しかも、普段はバッハの「教会カンタータ」などの宗教曲をレパートリーの中心に据えているBCJが、この音楽祭では毎回、管弦楽曲などの新たなレパートリーを演奏するのだから興味深い。
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