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ライフ #クラシック音楽最新事情

室内楽に詰まった魅力 美しいメロディーの宝庫

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  • 田中 泰 日本クラシックソムリエ協会 代表理事
「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」で公演する弦楽四重奏団(©サントリーホール)

皆さんは、少人数編成で演奏する「室内楽」に対してどのようなイメージをお持ちだろうか。もし、「とっつきにくく地味なジャンル」「オーケストラに比べて華やかさに欠ける」と思っているとしたら、それは実にもったいない。室内楽は、クラシック音楽のエッセンスがギュッと詰まった魅力的なジャンルであり、美しいメロディーの宝庫なのだ。

本来、王侯貴族の館で演奏される音楽の総称であった室内楽は、英語では「チェンバーミュージック」と呼ばれて親しまれている。その内容は、複数の奏者が共演するスタイルを基本に小規模な管弦楽編成まで幅広い。ピアノや弦楽器はもちろん、管楽器と打楽器の編成や声楽など組み合わせは自由自在。まさに、古今東西の作曲家たちの創作意欲を刺激してきた人気ジャンルが室内楽なのだ。その証拠に室内楽の曲数は、すべてのクラシック音楽の中でも最も多い。

この室内楽の魅力をたっぷり味わえるイベントが、6月1日から16日まで開催される「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」だ。9年目となる今年は「第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」の優勝者トマシュ・リッテルが登場する「エラールの午后」公演が目を引く。エラールは、19世紀のフランスを代表するピアノメーカー。ここではサントリーホールが所蔵する1867年製エラールの響きを楽しめる。

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