米国シアトル発のスターバックスコーヒーと、名古屋発の喫茶店、コメダ珈琲店──。この2チェーンが今、カフェ業界でのトップの座をめぐって、激しい戦いを繰り広げている。
スタバはレジで客が注文するセルフ式。対してコメダは店員が席で注文を取るフルサービス式、いわば昔ながらの喫茶店文化を引き継ぐ形式だ。現在、店舗数では1位がスタバ、次いでドトールコーヒーショップ、コメダと続く。が、今後市場の牽引役はスタバとコメダが担う、とみる関係者は多い。
カフェ業界に精通する経済ジャーナリストの高井尚之氏は、「スタバはハイセンスな雰囲気にひかれて来店する顧客が多い。一方、コメダは肩ひじ張らずに入店できる庶民的な雰囲気が支持されている」と言う。外食産業に詳しいJMR生活総合研究所の大澤博一氏は、「ドトールなどの低価格セルフ式のカフェはすでに店舗が飽和状態。他方、コメダを代表とするフードメニューが充実し家族でも楽しめるチェーンは競合が少なく、まだまだ成長余地がある」とみる。
拡大する
コンビニコーヒーが台頭、「振り切った戦略」の必然
国内のコーヒー市場は拡大傾向にある。コーヒー豆の国内消費量は1996年の35.2万トンから2018年の47万トンへと、約1.3倍に増加している(全日本コーヒー協会調べ)。
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