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ライフ #人が集まる街 逃げる街

道後温泉の街のもう1つの魅力 松山市[愛媛県]

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  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー

愛媛県松山市は県中部にあり、人口51万人を擁する四国最大の中核都市だ。この街でまず思い出されるのが道後温泉だ。その歴史は古く、日本最古の和歌集である『万葉集』に登場。今では毎年約100万人の観光客が訪れる。松山市の中心街から近く、誰でもいつでも気軽に立ち寄ることができる点も魅力だ。

この街の魅力は温泉だけではない。街の中央部にそびえる松山城は、姫路城、津山城と並ぶ日本3大平山城の1つ。俳人の正岡子規、種田山頭火、文豪の夏目漱石のゆかりの地としても知られる。司馬遼太郎の代表作『坂の上の雲』に登場する秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)兄弟の物語もこの松山市が舞台だ。

このように観光要素が満載の松山市は、国際観光温泉文化都市に位置づけられている。キャッチフレーズは「いで湯と城と文学のまち」で、観光が主要産業である。

松山市の主要観光地を訪れた観光客(観光入込客)数は、2017年に600万人(前年比3%増)となり、609万人を記録した1999年以来18年ぶりに大台を回復した。そのうち外国人観光客数は19万5000人と5年連続で過去最多を更新。とりわけ台湾からの宿泊者数は5万7600人と、松山市と同国との交流事業がスタートした09年比で25倍もの高い伸びを記録している。

機能が中心に集結 穏やかな気質も特長

この街を歩いて感じるのが、街のさまざまな機能がコンパクトにまとまっていることだ。四国最大の都市であることから、多くの行政機関、公共施設、事業所、金融機関などが中心部に集結している。また松山三越、いよてつ高島屋などの百貨店があり、それらを大街道、銀天街といった大型アーケード商店街がつないでいる。

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