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ライフ #サラリーマン弾丸紀行

知られざるアフリカのスイスへ 伝統的経験と生活が残る村

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宿から滝までは、トレッキングで1時間の道のり。そこは牧畜民の生活道でもあった

「すばらしい国に知名度は関係ない」。これまでも思っていたことだが、レソトに来て、そのことを再認識した。

レソトは南アフリカ共和国に囲まれた内陸国。1966年に英国から独立したものの、通貨のロチは南アフリカの通貨ランドに連動するなど、南アフリカへの依存度が高い。

国土の標高が平均1400メートルを超える山岳国であることから「アフリカのスイス」と呼ばれることもある。だが、日本でその実情はあまり知られていない。

その小国レソトを訪れたのは2019年2月のこと。明確な理由があるわけではなく、単に「行ったことがない国だから」という動機にすぎなかった。

当然のことながら、日本語での情報も多くはない。そんなときに役立つのが口コミサイトのトリップアドバイザーである。レソト全土の観光地が人気の高い順にリストアップされていたので、写真で確認していく。

今回はヨハネスブルク空港で車を借り、同時にもう1つの小国エスワティニ(旧スワジランド)も回る予定だったので、レソトに割けるのは24時間強。その条件に適したところに絞り込んでいった。

その第1候補がマレツニャーネの滝だった。落差は192メートルで単独の滝としては世界で2番目だという(世界一はベネズエラのギアナ高地にあるエンジェルフォールズ)。世界3大瀑布(ばくふ)の1つといわれる同じアフリカのヴィクトリアフォールズの倍近くの落差である。

伝統的景観と生活が残る村

首都マセルからは車で約2時間。首都から離れるに従い、密集する家屋はまばらになり、直進する道は蛇行を始め、やがて急傾斜が続くようになった。対向車が徐々に減り、家畜を放牧する牧畜民の姿が目立ち始める。運転中、家畜の群れにはとくに気をつけた。彼らに車線の概念はないからだ。

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