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電力・ガスの自由化 顧客獲得競争の勝算は インタビュー|内田高史 東京ガス 社長

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うちだ・たかし●1956年生まれ。東京大学経済学部卒。79年東京ガス入社。導管企画部長、総合企画部長、資源事業本部長などを経て2016年副社長。18年4月から現職。(撮影:佐々木仁)

自由化で厳しい闘い続く 天然ガスは国内外で拡大

自由化を機に2016年4月に参入した家庭向け電力販売では、1月時点で165万件を超えるお客様に供給している。申し込みベースでは180万件を上回る。これらは参入当初の予想をはるかに上回る成果だ。

一方、17年4月に始まった家庭向け都市ガス販売の自由化では65万件を超えるお客様が他社への切り替えをしている。こちらも想定を超える数字だ。新規参入企業が増加し、競争はますます激しさを増している。

──消耗戦になっていませんか。

家庭用で消耗戦に持ち込んでいるつもりはない。ただ、業務用など大口分野では、厳しい入札も行われており、電気、ガスとも消耗戦に陥る可能性がある。今の状況が続くと、赤字での契約獲得になりかねず、既存事業者、新規参入者ともプラスにならない。

消耗戦に巻き込まれないためには、付加価値のあるサービスが必要だ。当社のいちばんの強みは対面チャネル。(専門チャネルの)東京ガスライフバルが、ガスや電気のみならず、安心・便利なさまざまなサービスを含め丁寧にお客様にご説明している。

──企業が使用する電力の100%を再生可能エネルギーで賄うことを目指すRE100の取り組みが広がっている。東京ガスは再エネ電源の開発で出遅れています。

二酸化炭素(CO2)を排出しない電気を使いたいと考えるお客様はこれからも増えてくる。しかしながら当社では、再エネの発電容量は国内で3万数千キロワット、海外では手つかずの状態だ。

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