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独自の繊維加工技術でアジア勢に勝てますか インタビュー/池田哲夫 小松マテーレ 社長

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いけだ・てつお●1959年石川県生まれ。京都産業大学卒。81年小松精練(現・小松マテーレ)入社。営業本部長補佐、上席執行役員を経て2007年取締役。11年から現職。(撮影:尾形文繁)

他社にはない技術がある 中国はまったく怖くない

ポリエステルやナイロンなど合成繊維製生地の染色加工が当社の主力事業だ。手がける量では中国にかなわないが、質的な部分では話が別。染色加工は技術による差別化の余地が大きく、中国などアジア勢は怖くない。

小松マテーレの素材や技術がなければこの最終製品が作れないという例はたくさんある。例えば中東の民族衣装、トーブの生地は当社のシェアが圧倒的に高い。現地の人は色や手触りの微妙な違いにこだわる。当社の生地は白系だけで150種類ほどあり、独自の技術で染め分けている。

──海外の高級ダウンジャケットにも小松マテーレの生地が採用されているそうですね。

具体的な社名は言えないが、欧州のメゾンから有名ファストファッションまで納入先は幅広い。ダウンジャケットの生地でいえば、ダウンが抜けにくいというのは当たり前のこと。風合い、光沢といった要素が加わると価値が高まる。そこがわれわれの腕の見せどころだ。

欧州のメゾンの場合、光沢の強弱、生地の柔らかさなど、アイテムによって設定を変えてくる。当社は顧客の要望に合わせて、生地をさまざまな風合いや光沢に加工することができる。われわれはドラえもんのポケットのように多様な加工技術を持っている。欧州のメゾンで当社を知らない人はいない。その商品を見て中国などからも声がかかるという、シャワー効果がある。

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