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政治・経済・投資 #"移民”解禁、ニッポン経済浮沈の岐路

山尾志桜里氏「官邸が国民的議論を避けた」 与野党キーパーソンに聞く移民解禁の是非(2)

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山尾志桜里(やまお・しおり)/1999年東京大学法学部卒業。2002年司法試験に合格し2004年に東京地検着任。2009年の総選挙に出馬、初当選。当選3回(撮影:尾形文繁)

「官邸が国民的議論を避けた」

中身も進め方も未熟で拙速だった。私は4点を指摘してきた。

1点目は外国人労働者の受け入れ数。5年間で34万人というが、それは受け入れる14業種の側の根拠薄弱な見積数にすぎない。実際の数は今なお不明である。

2点目は上限が不明。経済状況などに変化が起きれば関係閣僚会議を開いて受け入れを停止するということだが、上限をあやふやにしておき都合よく運用したいのが本音だろう。

3点目は単純労働の定義が不明。特定技能者は単純労働はやらないということだが、どんな仕事が単純労働になるのか、何度聞いても首相や法務相は答えられなかった。外国人に単純労働もやってもらうということだ。

4点目はこの制度が新しい永住ルートになるという事実だ。法務相は「特定技能1号は永住できないが2号は認めていきたい」などと語っていたが、いったいどんな覚悟でこの制度を採用しようとしているのかが見えない。

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