幅広く横展開できる事業 数年に一度の”大波”だ
ヤフーは(今年度始まった)新経営体制の方針として、注力分野を三つ掲げている。「ネット広告」「eコマース(ネット通販)」「モバイルペイメント(スマホ決済)」だ。中でも三つ目は重要性が高い。
IoTをはじめ、あらゆる場面でリアルとネットが融合するのは世界的なトレンドだ。ヤフーにとってはスマホ決済がリアルの生活に入り込む最初の入り口となる。まもなく投入する「ペイペイ」でここを確実に押さえたい。
──決済事業については以前、「もう一つヤフーを作る意気込みで取り組む」と話しています。
それだけ幅広く展開できるということだ。一つの機能からドカッと利用者が入ってきて、それを起点にサービスを広げられるという性質の事業。そういう大波が数年に一度、ネット業界に現れる。
最初にきたのは検索。これでヤフーやグーグルが一気に成長した。その次がコミュニケーションで、LINEやフェイスブックが巨大プラットフォームになった。スマホ決済は間違いなくそれに匹敵するインパクトがある。
──後発になりますが、どのように独自色を打ち出しますか。
まずは使う場を増やすことに集中している。9月には中国でスマホ決済最大手のアリペイとの提携を発表した。共通のQRコードでペイペイでもアリペイでも決済でき、店側はペイペイに加入すれば訪日中国人対策にもなる。
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