名門高校の条件はいろいろあるが、有力大学にコンスタントに多数の合格者を出していることは重要な要素の1つだろう。その中でも東大合格者数は、学力の指標として不動の地位を占めている。
約60年間にわたる東大合格者数ランキング(下表)からわかるのは、1980年以降の序列には本質的な変化はないということだ。

50年前の都立凋落で序列固定
60年代には日比谷、戸山、西、新宿、小石川と、上位5位を東京都立高校が独占していた。ところが学校間格差の是正を目的として67年に東京都が学校群制度を導入したことで受験生の都立高校離れが進んだ。
代わって台頭したのが私立の中高一貫校だった。日比谷や戸山が凋落する一方で、60年代までは名門都立の後塵を拝していた灘や開成が東大合格者数トップの座を争うようになった。湘南や浦和といった関東の県立高校も2000年以降のランキングからは姿を消している。これが最大の変化だ。
東京の国立の中では東京教育大学附属(現・筑波大学附属)が圏外に去り、筑波大学附属駒場(筑駒)や東京学芸大学附属がトップ10の常連になるという変動があった。筑駒は1学年の人数が160人程度で、200人強の灘や400人規模の開成より小粒だ。それだけに東大進学率の高さでは図抜けた存在となっている。
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