トヨタ自動車は今、グループの総力を挙げて戦っていこうとしている。その考えに共鳴し、しっかりと貢献していきたい。
今年1月には、当社の執行役員が転籍してトヨタのアフリカ本部長に就いた。また、アフリカ市場でのトヨタ車の営業業務も、当社への移管検討で合意した。豊田通商が強みを持つアフリカで、しっかりと責任を果たしていきたい。
先兵役として情報収集 原材料確保の役目も担う
──昨年出資した東南アジアのライドシェア最大手・グラブには、今年6月にトヨタも1100億円の出資を決めました。
トヨタグループの先兵役を担わせてもらった。それ自体が重要な役割だと認識しているし、それでいいと思っている。トヨタはメーカーとして、しっかりやっていくタイミングになれば、ケタ違いの投資に踏み切る。どういうところにチャンスがあるのか、先に出ていって、いろんな情報を収集して、トヨタグループに還元していく役目がわれわれに求められている。
──グラブへの出資は、次世代技術に投資する社内ファンドの第1号案件となりました。
ファンドでは総額60億円の投資枠を設定している。従来の投資プロセスより大幅に簡略化し、スピードを持って経営判断できるようにした。数カ月かけてビジネスプランを作っていたら、相手が逃げてしまう。さらに、ビジネスプランが描けないテクノロジーもある。従来の投資枠組みに当てはめて審査するには無理があり、ダブルスタンダードでやっている。
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